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2020年10月19日

木材の節について

木材ならではの安心感を醸し出す要素のひとつである節。

節があることで、木材のデザインが際立たされていますが、そもそも節ってなんだろう?

今回は木材の魅力である節についてお話します。

 

木材の茶色い斑点模様の部分を節と言いますが、実はこれは、枝なのです。

木の幹が肥大に成長し、枝を巻き込んだ部分が節となります。

成長が止まった枝が、成長する幹に完全に埋もれてしまった場合、表面には枝の痕跡はなく、

木を割ることで初めて節として確認することができます。

節には、「生節」と「死節」の2種類が存在します。

生節とは、枝が生きている状態で幹に巻き込まれたもので、死節とは、枝が枯れた状態で幹に

巻き込まれたものを指します。

死節は、生節に対し、節の周囲が黒くなっており、周囲と一体化していない特徴があります。

枯れてしまった後に幹に巻き込まれた場合、周囲の組織と結合できないため、死節は強度が低く、割れやすいです。

そのため、木材選びの際は、なるべく死節の少ないものを選びましょう。

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